## 記事サマリ
・DCMホールディングス（東京都品川区） は、ホームテック（東京都多摩市）を完全子会社化
・DCM社の首都圏でのリフォーム事業ドミナント強化
・合併による、両社の施工領域の補完が実現
## 感想・考察
リフォーム業界では、DCMホールディングスによるホームテックの買収をはじめ、M&Aの動きが一気に加速している。背景にあるのは、人手不足・職人の高齢化・後継者不在といった構造的課題。単独での成長が難しい中、経営基盤を強化しようと大手資本の傘下に入る動きが増えている。
買収側の狙いは明確で、施工力や地域ネットワークを短期間で獲得し、既存の販売モデルを「施工＋サービス」型へと拡張すること。逆に売却側にとっても、事業承継リスクの軽減や安定経営への転換というメリットが大きい。
今後は、ホームセンターや不動産、ハウスメーカーといった異業種の参入がさらに進む見通し。単なる規模の拡大ではなく、買収後の統合（PMI）をどこまで丁寧に設計できるかが勝負になる。ブランド・人・現場をつなぐ“リアルな一体化”が、次の成長を左右する。
参照：
『DCMホールディングス、リフォーム会社のホームテックを完全子会社化』
https://www.reform-online.jp/news/distribution/67488.php