解体廃材の資源化が示す、次世代リフォームの在り方

## 記事サマリ
・大林組は、解体部材を新築に再利用した実験棟「オープンラボ3」第1期を完成。
・鉄骨とコンクリート部材を新築構造体へ国内で初めてリユース行った。
・資源循環データ連携やノウハウ蓄積で、脱炭素社会へ貢献を目指す。
## 感想・考察
「解体廃材を資源化」という大林組の取り組みは、業界の未来を示す画期的な一歩である。廃棄から再利用への転換は、外壁塗装やリフォーム業界にとっても大きな示唆を与える。既存建物の価値を最大限に引き出すリフォーム事業において、解体後の部材が新たな建築物の資源となる可能性は、資材調達の多様化や環境負荷低減に繋がる。
この動きは、単に解体業だけの話ではない。私たち外壁塗装・リフォーム業界も、建物のライフサイクル全体を見据え、持続可能な建築への貢献を意識する時代に入ったと言えよう。お客様への提案においても、将来的な建物の解体・再利用まで視野に入れた、より包括的な視点が求められるようになる。
参照:
『解体建物の構造部材をリユースした実験棟「オープンラボ3」、第1期部分が完成』
https://www.obayashi.co.jp/news/detail/news20250728_1.html