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空き家になる前に、所有者の意思決定をどう支えるか

作成者: ヌリカエ・リフォスム運営事務局|26年30月29日

 

## 記事サマリ
・東京都内には約100万戸の空き家予備軍が存在し、所有者の高齢化などに伴い放置されるケースが課題となっている。
・東京都は民間と連携して空き家やその予備軍の流通を促すモデル事業を始め、大阪府寝屋川市は放置された空き家の所有者に固定資産税の30〜50%を上乗せする「空き家税」の導入を検討している。
・所有者に対して売却やリフォーム、解体などの選択肢を示して助言が行われることで、空き家の流通や活用が促進されると考えられる。

## 感想・考察
今回の記事を読んで、空き家対策が「空き家になった後に管理・解体する」だけではなく、空き家になる前から所有者の意向を把握し、住宅を市場に流通させる方向へ変化している点が印象に残った。
リフォーム業界においても、工事のニーズが顕在化してから接点を持つのではなく、所有者が住宅を今後どうするか悩んでいる段階で、改修という選択肢や必要な費用を提示することが重要になる。

また、空き家が増える原因は、活用する方法がないことよりも、選択肢が多く、所有者が判断できないまま意思決定を先送りしてしまうことにあるのではないか。売却、賃貸、改修、解体、土地活用などは、それぞれ相談先や必要な情報が異なり、所有者自身が比較することは難しい。
今後の空き家対策では、選択肢を増やすこと以上に、住宅の状態や費用、将来の収益性などを整理し、所有者が納得して決断できる状態をつくることが重要になる。

参照:
どうする?東京の空き家予備軍100万戸 都が取引促進へモデル事業