新築市場の逆風を跳ね返す「リフォーム×不動産」シフト。売上を約3倍に拡大させた工務店の事業転換

## 記事サマリ
・新築市場の低迷を受け、リフォームと不動産へ事業の軸足を移行。リフォーム売上を2億円に拡大。
・中古物件の売買仲介からそのままリフォーム依頼へと繋げる事業連動が軌道に乗り、業績を牽引。
・他社が避けるツーバイフォー住宅の改修を新築の知見を活かして提案し、高い受注率を実現。
## 感想・考察
同社が新築中心からリフォーム・不動産事業へと軸足を移した背景には、住宅価格の高騰による新築市場の冷え込みがある。昨今、新築単体での事業継続が厳しくなる中、中古仲介とリフォームを連動させる方針へとシフトした。岩本社長が「間取り変更を伴うような案件については、ほぼ受注に至る」と語る通り、同社の最大の強みは他社が敬遠するツーバイフォー住宅の改修にある。新築事業で培った構造への深い知見をリフォーム領域に転用することで、競合不在の市場を開拓し、結果的に高い受注率を実現しているという。このことから、厳しい環境下では単なる事業の多角化ではなく「自社の既存ノウハウを、他社が踏み込めない領域でどう活かすか」という視点が必要であると言える。自社の強みを再定義し掛け合わせることが、逆風の市場を生き残るための術となる。
参照:
ハイランド、不動産との連携強化でリフォーム売上高が3倍弱に拡大