## 記事サマリ
・2025年度の延長保証保険の活用件数が3930件に達し、過去7年間で20倍以上に急増している。
・新築住宅の着工数が減少する中、工務店やハウスメーカーがストックビジネスへの転換を図る目的で活用を進めている。
・点検やメンテナンスを起点に長期保証を提供することで、OB顧客との関係強化や他社物件の獲得に繋げている。
## 感想・考察
新築市場が縮小し、設備交換リフォームでの価格競争が激化する中、延長保証保険をフックとした「住宅点検モデル」の導入は、施工事業者各社の持続的な成長に不可欠だと考えられる。
理由は、点検を起点に建物全体の長期保証という付加価値を提供することで、価格競争から脱却し、顧客と長期的かつ継続的な関係を構築できるからである。
記事が示す通り、新築引き渡しから10年などの節目に行う点検やメンテナンスは、自然な追加提案のきっかけとなる。さらに、すでに保証が切れたOB顧客との接点復活や、他社が手放した物件を獲得する営業ツールとしても機能する。
現在、弊社でも住宅点検案件に特化した新サービス「てんくる」を立ち上げている。こうした点検特化型のサービスや延長保証を組み合わせたビジネスモデルを構築することは、単発の工事受注に頼る体制から脱却し、安定したストック収益を生み出す基盤となる。長期的な顧客基盤の強化に向けて、住宅点検モデルの積極的な活用が極めて有効な手段となると考えられる。
参照:
延長保証保険の活用が増加、7年で20倍の約3900件に