## 記事サマリ
・外壁にイラストを描く高いデザイン力で差別化。マンションの入居率向上にも貢献している。
・タカラスタンダードと密に連携。ショールームでの相談会やチラシの共同作成で高受注を獲得。
・人口減少を見据え、塗装専門から水回りにも参入。売上5.5億円を誇り、今後も両事業に注力。
## 感想・考察
オムラの事例のように、低コストかつ視覚的インパクトの大きいデザイン投資によって入居率を回復させ、資産価値を維持できるケースも確かに存在する。また、同社が塗装専門から水回り設備へと事業を多角化した点も、縮小市場における事業者の生き残り策として非常に理にかなっている。外観の魅力で内見者を呼び込み、生活満足度に直結する最新の水回り設備で成約へと結びつけるという、強力な相乗効果を生み出しているからである。
今後は、リフォーム事業者が単なる「施工の請負人」にとどまらず、不動産経営のパートナーとしての役割を担うことがより重要になるだろう。家主に対して「デザイン投資による再生プラン(収益化)」と「解体・土地整理へのシフト(損切り)」のそれぞれの投資対効果や将来コストを定量的に比較・提示できる仕組みが構築されれば、「いつか売れるかも」と放置状態にある空き家オーナーの意思決定をより強力に後押しできるはずである。
参照:
塗装と水回りで5.5億円 マンションのデザイン施工に注力