## 記事サマリ
・REINT(レイント)は、築年数の経過した団地を専門に買い取り、リノベーションして再販する事業で高い実績を上げている。
・同社の難波社長は、古い団地のリノベーションに予想以上の価値があることを見出した。
・古い団地の「再生と流通」に焦点を当て、現代のニーズに応じた提供を行っています。
## 感想・考察
①「既存ストック」の再評価と専門化
REINTの取り組みは、築年物件、特に団地といった既存ストックに新たな価値を見出しビジネス化した好事例です。新築着工が減る中、特定タイプ(団地、戸建て、マンション)や築年に特化し、その特性を活かしたリノベーションノウハウを持つ企業が、強力な差別化要因になります。
② 「デザイン性」と「機能性」を両立したリノベーションの需要増
古い団地を現代化して再販するREINTの事例は、単なる修繕ではなく、生活スタイルに合わせたデザインと機能性の両立が求められていることを示しています。若年層や子育て世代を中心に、「自分の価値観に合った空間」を求める需要が高まっているため、魅力的な空間提案ができる企業が優位に立つでしょう。
③ 「中古住宅流通」との連携強化
買取から再販を一貫して手掛けるREINTは、不動産流通業界とのシームレスな連携の必要性を示しています。中古住宅購入とリノベーションをワンストップで提供できる体制を整えることで、顧客利便性が向上し、リフォーム業界全体のビジネスチャンスが広がると考えられます。
リフォーム業界は、不動産流通との連携を強化することで、持続的な成長を遂げると考えられます。
参照:
『REINT、団地買取再販で年58戸販売し10億円』リフォーム産業新聞
https://www.reform-online.jp/news/renovation/66702.php