## 記事サマリ
・信濃ガスはタカラスタンダードパートナーショップに加盟し、リフォームを売上の6割に成長させた。
・工事後の定期的な訪問や情報誌の発行を通じ、既存顧客との関係を強化して安定した受注を得ている。
・メーカーのショールーム活用やアドバイザーの提案力を自社に取り込み、顧客満足度と単価向上を図る。
## 感想・考察
リフォーム事業の収益を伸ばすためには、信濃ガス様のように「メーカーのパートナーショップへの加盟」を一つの有効な選択肢として活用していくのも手だと考える。理由は、自社単独では難しい高付加価値提案が可能になり、激化する価格競争から脱却できるからである。
近年、大手家電量販店が住宅設備メーカーや専門施工会社を買収し、内製化とスケールメリットを活かした低価格展開を加速させている。さらにホームセンターなどの小売業もリフォーム市場に本格参入しており、トイレや給湯器といった単なる設備交換分野では、今後、中小事業者が価格面で太刀打ちすることは極めて困難になる。
このような危機的状況を打破するヒントが本記事にある。信濃ガス様はパートナーショップに加盟し、メーカー社員との連携強化やショールームの活用を実現した。自社の営業が予算内に収めようとするのに対し、メーカーのアドバイザーが専門知識で上位グレードの魅力を伝えることで、顧客が納得して高単価な商品を選ぶ流れができている。大手小売業の低価格攻勢が強まる中、単なる設備交換からの脱却が必要である。メーカーのブランドやショールーム機能を自社に組み込めるパートナーショップへの加盟は、提案力の底上げと単価向上に直結する。激化する市場環境において事業者が生き残りと成長を加速させるためには、こうしたメーカーとの連携体制の構築も有効な手段の一つになると考えられる。
参照:
【タカラスタンダードパートナーショップ連載vol.7】加盟後、リフォーム事業が売上の6割に