## 記事サマリ
・リフォーム・塗装工事業で半年で、119社の企業が倒産。
・都市部で急増(東京都、大阪府、愛知県がそろって最多の16件)。
・倒産企業の内訳は、1,000万円未満が107件、従業員10人未満が113件と小・零細規模が中心。
## 感想・考察
職人人口は減少傾向にある一方で、職人、営業の独立により企業数は増加しており、特に都市部では競合が増えている。
プレイヤーの増加により集客・営業の難易度が高まり、倒産する企業も増加している。直近の独立ブームの反動で、倒産の波が来ている可能性がある。経営が不安定な企業が無理な受注を行い、その結果としてエンドユーザーに迷惑が及ぶケースも増えている。
こうした中で、企業には、自社職人の登用や提案資料のアップデート、取扱い塗料の増加など、他社との差別化や施工リソースの安定確保がより一層求められる。総じて、営業人口は増えているものの、職人人口の減少を背景に、これまで広がってきた多極分散型の市場は収縮局面に入っていると考えられる。
参照:
『リフォーム・塗装工事の倒産が急増 ~ 点検商法などのトラブル多発 ~』
https://www.tsr-net.co.jp/data/detail/1201585_1527.html