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【リフォーム産業新聞記事解説】若者が若者を呼ぶ!42名の職人を抱える匠創建の「憧れられる現場づくり」戦略

作成者: ヌリカエ・リフォスム運営事務局|25年30月22日

## 記事サマリ
・北海道帯広市の匠創建では、平均年齢33歳という若手中心の職人組織を実現し、高い定着率を誇っている。
・腕のある大工を正社員で採用し、若手をペアで現場に配置する制度を採用。大工も平均年齢33.4歳と、年齢の近い先輩社員の姿勢や雰囲気が若者の採用を後押し。
・職人採用と育成の強みを生かし、建築専門職を「若い子たちが憧れる」職場にしていきたい


## 感想・考察
首都圏から離れるほど、生産年齢人口の流出や少子高齢化が深刻になるため、職人の採用や定着は難しく、人手不足、しかも若い人材の確保はより困難になります。その常識を覆し、若い力で現場や会社、ひいては業界全体を盛り上げている匠創建の取り組みは、とても印象的です。

特に、学校を卒業したばかりの若い方たちにとって、自身と年齢の近い先輩から受ける影響は刺激はとても大きく、「愛想よく楽しそうに」「高い技術力に誇りをもって」仕事をしている姿勢に感化されるケースも少なくないでしょう。建築専門職が、手に職をつけたい若手の就職先となることで、地方におけるリフォームの需要過多と労働力不足を同時に解決できる商機になっています。

若い方たちがどうしたらモチベーション高く働き続けられるか、やりがいを持てるか、憧れられるかを真剣に思考し続けている阿部代表の姿勢が素晴らしいと思いました。

参照:
『平均33歳、42名の職人を抱えるリフォーム会社の育成と採用』
https://www.reform-online.jp/interview/66688.php