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【リフォーム産業新聞記事解説】職人育成を外注する際に留意する点とは

作成者: ヌリカエ・リフォスム運営事務局|25年30月21日

## 記事サマリ
・職人育成支援を行うクラフツメンスクールが2024年度に約20講座を開講し、272名が参加と過去最多を記録した。
・主な講座は技能実習生向けの随時3級防水施工技術試験対策や、建設サイディング、フルハーネス型墜落制止用器具特別教育など。
・今回は受講を検討されている社長、営業マネージャーの皆様向けに考察ポイントを記載する。

## 感想・考察
自社の職人さんに職人育成の講座等に受講させるかを検討をする際、留意したいポイントはいくつかある。

・業務と連動したカリキュラムか
・投資したコスト(予算だけでなく時間も)に対するリターンがどれほど見込みめるか
・受講後の成果測定の仕組みはあるか
などが大事な考慮ポイントだ。

というのも「講座を受けさせたはいいがスキルの定着度を測定できていない・社員のやる気が上がった感じがしない」というお声をヌリカエ加盟企業様からもよくいただく。せっかく受講させたのにその効果を測れていない、職人さんの成長に繋がっていない、という事態は勿体ない。

まずは、講習が終わったらスキルの定着度を客観的に評価するのが好ましいと考える。講習を受けた職人さんの評価基準に講習内容を加味した項目を追加するのもいいかもしれない。そうすることで、次回も講習を受けさせるべきか、他の職人さんにも受けさせるべきか、の判断ができるのではないだろうか。

次に、講習を受けた職人さんとのコミュニケーションの中で「習得したスキルをきちんと褒める」というプロセスも大事ではないだろうか。技術を覚える⇒出来る工事が増える⇒社内やお客様からの評価が上がり成長実感を持つ⇒場合によっては給料が上がることで本人のやる気がさらに上がっていく、という流れ理想。

社長や営業マネージャーの皆様が出来ることとしては、成長した職人さんを”正しく評価”し”褒める”ことで講習のメリットを増幅させていくことが出来るのではと感じた。

参照:
『職人向け研修に1年で過去最多の272名が参加、ウレタン防水も講座に』
https://www.reform-online.jp/news/administration/67011.php