【リフォーム産業新聞記事解説】職人不足に負けない、多能工育成と若手大工の定着

## 記事サマリ
・東京都渋谷区の首都圏建設産業ユニオンは、大工人口の減少と若手育成の問題をどう乗り越えるか、意見交換会を開催しました。
・西東京の岡庭建設は、国交省の建設キャリアアップシステムのレベル判定を採用し、社員大工の人材育成と定着に成功しています。
・技術、経験年数、資格によってレベルアップし、給料が上がることで職人の定着率を向上させモチベーション向上に繋げています。
## 感想・考察
少子高齢化と職人不足という問題を乗り越えるためには、単一工事しかできない専門職人ではなく、多能工を育成することが必要不可欠です。従来の工事に加え、アップセル提案、クロスセル提案ができることが求められます。
付加価値提案ができるようになることで、施工会社としては一度接点を持った顧客からの受注・売上最大化に繋がるため、価格転嫁が進みます。
価格転嫁を進められるように、経営者が現場管理だけでなく工務店の経営改革を進められるような仕組みを作る必要があります。
参照:
『首都圏建設産業ユニオン、大工15万人時代への対策を』
https://www.reform-online.jp/news/builder/25721.php