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【リフォーム産業新聞記事解説】異業種からの参入が激化!より競争率が高まる

作成者: ヌリカエ・リフォスム運営事務局|25年30月09日

## 記事サマリ
・積水化学工業(大阪府大阪市)の住宅事業を担う住宅カンパニーは、2025年3月期のリフォーム売上高は前期比約3.8%増1072億円で着地。
・新築住宅の営業社員をリフォーム部門にシフトし、事業拡大を図った。
・断熱性向上を伴う大型改修の提案にも注力している。

## 感想・考察
新築をメインに事業を展開していた企業様が、リフォーム事業へのシフトを一層強化している動きが見られる。また、大手メーカー各社も、自社のOB顧客を中心とした従来の営業スタイルにとどまらず、他社施工の物件を対象とした新規顧客の獲得にも力を入れ始めている

特に注目すべきは、OB顧客からの紹介に依存するのではなく、新築営業で培った「顧客の潜在ニーズを掘り起こす提案力」を持つ人材をリフォーム部門に投入し、全く新しい顧客層の獲得に本格的に乗り出している点である。これにより、従来の枠にとらわれないアプローチが可能となり、競争力の強化につながっている。

リフォーム市場への参入プレイヤーが増加し、その幅も広がる中で、競争は今後さらに激化することが予想される。しかし、大手メーカーは持ち前の提案力と商品力を活かし、低単価工事にとどまらず高単価案件の獲得にも注力することで、効率的な売上拡大を実現している。

参照:
『積水化学工業、リフォーム売上高は3%増の1072億円に』
https://www.reform-online.jp/news/reform-shop/66673.php