## 記事サマリ
・建材販売から施工まで手掛ける七保が、地元工務店の集客や受注を総合的にサポートしている。
・同社主催の一般消費者向け合同フェア「グッドリビングフェア」は、地元工務店の新規顧客獲得に大きく貢献している。
・自社でもリフォーム事業を手掛け、多能工化や技術力の研鑽に努めることで、自社知見を活かした工務店支援の質を高めている。
## 感想・考察
この事例は、メーカーが工務店の価値を高めることで、最終顧客である施主様にまで影響を与えられることを示している。
ここで重要なのは、工務店がメーカーからの支援をどう活用し、顧客へ独自の価値として届けられるか。自社の強みを再認識し、メーカーや我々のようなプラットフォームの支援を戦略的に活用してみてはいかがだろうか。
七保が工務店を支援しているように、自社の利益追求だけでなく、顧客や地域社会に貢献する「コミュニティ」を形成していくことが、企業としての信頼性を高める。七保が自社でもリフォーム事業を手掛けているのは、単なる事業多角化ではなく、「本当に良い商品、サービスを知るため」である。
自社の技術を磨きつつ、競合他社とも積極的に連携し、共に市場を健全に発展させることで、結果的に自社の事業機会も拡大していく。つまり、「競争」だけでなく「共創」の精神が、これからのリフォーム業界を牽引する重要な要素であることを示していると考えられる。
参照:
『補助金支援と、20社近くの工務店のイベントで集客する地元流通店』
https://www.reform-online.jp/news/builder/66985.php