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【リフォーム産業新聞記事解説】塗装専門店がM&Aで事業拡大

作成者: ヌリカエ・リフォスム運営事務局|25年30月22日

## 記事サマリ
・ティーエス・ハマモトは10年間で、建材の製造販売業者、デザインガラス製造会社など5社を買収。
・10年間で年商が5倍の20億円に。
・買収した住宅関連企業から中古物件の購入し、リノベまでを自社完結できる体制にできたことが差別化にもつながっている。


## 感想・考察
■広島県のリフォーム会社「ティーエス・ハマモト」社のM&A戦略
ティーエス・ハマモトのM&A戦略は主に3つある。
1つ目は、本業とのシナジーがあることだ。リフォームと親和性のある建材・ガラス・不動産などを買収し、グループ内で一貫対応できる体制を実現している。
2つ目は、買収額は自社利益以下(最大1億円)に抑えている事である。急拡大による労務崩壊を避け、リスク低減している。
3つ目は、将来性のある人材がいることである。若手中心の企業(例:申請代行業の社員は平均20代)を買収し、将来的な後継者候補を育成を狙っている。


■M&Aでの企業拡大
前提リフォームの市場自体が複合的に対応出来ないと売り上げを伸ばすことが難しい市場になってきている。顧客のまとめたいというニーズや市場の激化から塗装だけだと単価上昇の限界があるからである。その中で採用、育成などを手段として施工可能幅の増幅を行っている企業も多くなってきている。難易度は高いがM&Aは、タイパよく上記を実現できる手段だと考える。



参照:
『M&A、3つの成功秘訣とは? TSハマモトは10年で売上5倍に』
https://www.reform-online.jp/news/reform-shop/22237.php