【リフォーム産業新聞記事解説】10年で売上12億円から58億円に、リフォーム専門店のロールモデル「オリバー」

## 記事サマリ
・1ブランドでは無くリフォームニーズに合わせた3ブランド展開。
・売上、市場規模に応じた人員配置戦略とは?
・VC事業開始11年で加盟店110社超。
## 感想・考察
売上の内訳
オリバーの売上は計58億円。内訳は総合リフォーム27億円、外装リフォーム12億円、VC事業9億円、新築9億円、外食分を含む。総合リフォームは単価90万円、外装80万円、水回り40万円と幅広い価格帯をカバー。好調店舗は人員倍増により1店舗6億円規模を実現している。
多角化による成長戦略
同社は市場ニーズに合わせて「ガイソー」(外装)、「アクアデポ」(水回り)といった専門ブランドを展開。不動産買取再販では年8億円を目標とし、リノベ事業部の立ち上げも進行中。ガイソーのVC加盟は110社まで拡大し、将来は「1社10億円×100社=1000億円」を視野に入れる。結果として「家のことならオリバーへ」という認知が広がりつつある。
人材を重視した運営
店舗は営業5名+施工管理・事務2〜3名で構成し、大型店では2課体制を導入。常に余剰人員を確保する方針をとり、「辞めてから採用する」状態を避けている。これにより離職率や人材不足のリスクを軽減し、安定した組織運営につなげている。
参照:
『北陸のリフォーム会社オリバー、VC事業と専門店化で年商58億円に 【企業研究】』
https://www.reform-online.jp/news/reform-shop/25022.php