【リフォーム産業新聞記事解説】「高単価リノベ」を実現する、信頼と仕組みのつくり方

## 記事サマリ
・大型改修と耐震工事に注力し、年15件以上の1500万円案件を獲得。
・ローン、税制、補助金制度までを熟知したスタッフが、物件選びから伴走。
・50〜60代を想定したペルソナ設計やWeb導線の工夫も、安定受注の土台に。
## 感想・考察
リフォーム事業を手掛けるカワノ(大分市)は、ここ数年で「大型リノベ×耐震」に注力し、1件1500万円以上の高単価案件を年間15件以上も安定して獲得している。リフォスムとしても、近年は高単価案件につながる接客・送客のあり方を模索しており、その中で同社の取り組みから得られる学びは非常に多い。
カワノの躍進の背景には、10年前に就任した川野社長の存在がある。
川野社長の保険業・ハウスメーカーでの経験を経て、ローン、税制、補助金制度までを伴走・提案ができることを武器に、高付加価値な提案が可能になったことが読み取れる。
高単価を実現するには、ただ価格を上げればよいのではなく、「任せても安心」「価格に納得」という状態を、ペルソナ設計・Web導線・補助金支援などの仕組みで実現している点も重要だと感じる。
私たち自身も、接客や顧客体験を通じて「単価を上げる仕組み」をどう構築できるか、引き続き現場から学びを得ていきたい。
参照:
『大型改修と耐震工事に注力して1500万円以上の工事年15件受注』
https://www.reform-online.jp/news/reform-shop/66978.php