【リフォーム産業新聞記事解説】優良企業の差別化戦略事例

## 記事サマリ
・塗装後のコーティングで差別化を図る塗装専門店 成田塗装(大阪府寝屋川市)
・外壁の塗装後にガラスコーティング剤「ビアンコート外壁用」を外壁や雨どいなどの付帯部に施工することを追加提案。
・ターゲットは特に絞っていないが、10人に1〜2人の割合で受注に至っている。
## 感想・考察
高品質・高耐久を打ち出す企業様の中でも更に上のグレードで提案をしている事例。
具体的には(記事にある通り)、ガラスコーティングのクロスセル提案(※1)と、特別仕様の塗装工事「ナリタプレミア」のアップセル提案(※2)があげられる。
特に定年退職をされており「人生最後の塗装にしたい」という要望のお客様にきちんとお応えする狙いもあるが、利益確保や自社のブランディングの観点でも優位に働きそう。
自社が同様の狙いで戦略を立てる際、クロスセルを狙うのかアップセルを狙うのか?それぞれの販売戦略において具体的にどのタイミングで・誰が・何を売るのか?という戦略を決めておくとスムーズに販売戦略が実行できそうだと感じた。
※1:クロスセル提案とは、顧客が購入した商品に関連する別商品を提案し、一緒に購入してもらう手法
※2:アップセル提案とは、顧客が検討中・契約中の商品・サービスよりも上位モデルや高価格の商品を提案し、顧客単価を上げる手法
参照:
『塗装後のコーティングや特別仕様の塗装工事を提案、差別化戦略図る』
https://www.reform-online.jp/news/specialty/67092.php