ロープレで実現する「平均単価向上」と「2桁増収」

## 記事サマリ
・近江建設は、リフォーム事業で2桁増収を達成し、その要因は平均工事単価の向上にある。
・平均単価の向上に繋がったのは、営業チームによる定期的なロープレ(ロールプレイング)の実施である。
・ロープレは「付加価値の高いリフォーム提案スキル」を身につけることを目的とし、経験年数に関わらず実施されている。
## 感想・考察
営業ロープレを単なる新人研修の一部と捉えるのではなく、「平均単価向上を目指すための継続的なスキルアッププログラム」として、経営戦略の中核に据えるべきである。近江建設のように、経験年数に関わらず定期的に実施し、提案内容や顧客へのヒアリング技術を磨くことを習慣化させることが重要である。
また、ロープレで得られた優秀な提案事例や、成約に繋がった成功パターンを形式知化し、社内で共有する仕組みを構築すべきである(例:動画活用、マニュアル化)。これにより、営業スキルの「ブレ」をなくし、会社全体の営業力の底上げを図ることが出来る。
価格競争から脱却し、安定した経営基盤を築くためには、顧客との信頼関係を単なる感情論ではなく企業の収益に直結する「資産」として構築・運用することが重要である。
参照:
『3店舗出店と外構専門店の新事業が伸長【住宅リフォーム売上ランキング2025・2桁増収企業】』
https://www.reform-online.jp/news/reform-shop/67249.php