相続コンサルFCによる住宅事業の多角化の一手

## 記事サマリ
・岡山県のデザインライフが、相続相談から不動産・建築・保険までワンストップで対応するFCを展開。開始1年弱で26社が加盟している。
・同社は保険代理店からスタートし、遺言・信託等の書類作成支援を含む相続コンサル手法を確立。
・ノウハウを各地の工務店等に提供することで、地域密着型の営業担当者が相続窓口になれる体制を支援する。
## 感想・考察
高齢化社会において相続発生時の住まいの悩みは増しているが、多くの顧客は「どこに相談すべきか」で迷っている。士業は法的な対策の専門家ではあるものの、顧客側に「対策の必要性」の認識や「どうしたいか」という明確な意向がない限り、最適な解決策に辿り着くのは難しいのが現状。また、理解が不十分なまま手続きだけが進むと、納得感のない売却や解体といった誤った方向へ向かうリスクもある。
住宅にかかわる会社がこの「前段階の相談」を受け持つことは、顧客との深い信頼関係の構築に繋がる。一見、住まいの領域外と思える相続相談を接点として持つことで、「様々なケースの提案をしてくれる企業」という顧客からのイメージが定着する。これは口コミなどを中心とした長期的な顧客層の拡大や、競合他社との大きい差別化につながる強力な武器になるだろう。このサービスの場合は自社で完結できない専門業務は本部や士業へ繋ぐ仕組みがあるため、リソースや知見の限られた会社側にとっても、多角化への良い足掛かりだと感じた。
参照:
デザインライフ、相続コンサルのFC募集開始 住宅事業の柱に