「選ばれる会社」になるための差別化戦略としてのアフターサービス

## 記事サマリ
・新設住宅着工戸数の減少が続く中、ハウスメーカーやビルダー各社がアフターサービスでの差別化に注力している。
・住まいも人も長寿命化する中で、住宅購入者の意識も変化しており、保証サービスを重視する人が増えている。
・中小工務店向けに、アフターサービスや長期保証を一式で請け負う外部サービスも充実してきている。
## 感想・考察
新築市場の厳しさが年々増していく中で、市場の声にも影響を受けながら、これまでは「買って終わり」になりやすかったハウスメーカーやビルダーと顧客の信頼関係構築や長期的な接点の重要度が上がっていることを示した記事。
引き渡し後の定期点検、メンテナンスを実施し、顧客接点を維持し続けることで、リフォーム工事、さらには紹介受注などの獲得を狙うなど、積極的に取り組んではいなかった住宅ストック市場の開拓まで進出が広がっている。
いかに常日頃からOB顧客とサービス提供を通じて接点を持ち続けられるか、信頼関係を構築して「生涯顧客化」することができるかがリフォーム市場では今後必須戦略になるだろう。
その中で体制を整えやすい資金力のある大企業と比較されるケースが今後増えていくにあたって、規模に関わらず外部サービスを効率よく活用するなど、自社だけで賄いきれない部分を把握し、カバーできる方法を模索することがカギになるのではないか。
参照:
『新築縮小時代を勝ち抜く 必須の「アフターサービス」戦略』
https://htonline.sohjusha.co.jp/712-011/