【リフォーム産業新聞記事解説】なぜカインズはリフォームで勝ち続けるのか?3期連続2桁増収の秘訣を解説

## 記事サマリ
・カインズのリフォーム売上高が前期比16%増の約400億円に到達。3期連続での2桁増収を達成し、好調を維持している。
・グループ内の商業施設を活用し、リフォーム相談窓口となる店舗を1年間で16店舗増加。日常的な顧客接点を増やし、潜在需要を掘り起こしている。
・営業社員約800名への教育に加え、専門外のスタッフも初期対応できる体制を構築。組織全体で機会損失の防止に取り組んでいる。
## 感想・考察
カインズの成功の要点は、実店舗網を活かした「日常的な顧客接点」と、専門外スタッフも対応する「組織力」である。これらが将来の案件を育み、機会損失を防ぐことで、競争の激化する市場での成長を支えている。
この事例から参考になる点を2つ挙げたい。
第一に、OB顧客との継続的な接点を持ち、関係を深めることの重要性。一度きりの工事で終わらせず、定期的な情報提供などが次の受注の種となる。
第二に、営業担当者以外も簡単な初期対応ができるよう、組織全体の対応力を高めること。この二つの実践こそが、今後の成長を左右するだろう。
参照:
『積水化学工業、リフォーム売上高は3%増の1072億円に』
https://www.reform-online.jp/news/appliances/66799.php