補助金活用の受注増とリフォーム会社の営業利益の関係

## 記事サマリ
・埼玉県の近藤リフレサービスは、リフォームの受注金額をほぼ変えずに、受注件数を増やし売上を10%増加させた。
・取り組みのひとつとして、先進的窓リノベ事業等を積極的に活用し、金銭的なハードルを下げて多くの案件を獲得。
・前期は補助金を活用して700件の新規受注を記録し、これは全工事の4分の1と新たな売上の柱になっている。
## 感想・考察
補助金活用により、予定より高単価な工事も施主の実質費用負担なく行えるため、リフォーム会社にとってはアップセルのチャンス。
環境省の「先進的窓リノベ」と東京都の「クール・ネット東京」の活用により、多くの企業で内窓工事の件数や単価が増加傾向にある。
関連して、補助金活用とリフォーム会社の営業利益の関連について、7月末に政府が公表した年次経済財政報告を受け、新建ハウジングが住宅投資の動向を調査。
住宅リフォームは、省エネ関連の補助金効果により堅調な受注高。ただし、人件費や資材費の高騰から、実質受注額は緩やかな減少と考えられる。補助金活用により件数が増えても、利益率が上がりにくいといえる。
参照:
『補助金提案で700件受注【住宅リフォーム売上高ランキング2025・2桁増収企業】』
https://www.reform-online.jp/news/reform-shop/67255.php