老舗専門店が追求する「一番高いけど頼みたい」品質

## 記事サマリ
・創業41年の屋根・外壁塗装専門店であるハヤックは、徹底した現場調査（現調）と自社職人による施工を品質の核としている。
・現調では、ドローンに頼らずはしごで目視し、顧客が気づかない塗装範囲外の不具合まで確認・報告している。
・社員職人が最後まで責任を持つ体制を構築することで「一番高いけど頼みたい」と言われる顧客満足度と紹介・リピート率を実現。

## 感想・考察
競争が激しい塗装・外装リフォーム市場において、「安さ」ではなく「信頼と品質」で勝つための、本質的な戦略を示している。塗料の耐久性が向上しても、「塗料頼みの営業」では失敗する可能性がある。最終的な品質と信頼は、「自社職人による最適な施工」という、人の技術と誠実さによってのみ達成される。
現場調査は単なる見積もり作業ではなく、他社が見つけていない不具合まで発見し、その場で顧客の信頼を勝ち取る最重要の商談機会である。お客様に「一番高いけど頼みたい」と言わせるためには、価格競争を仕掛けず、品質と安心という価格以上の価値を追求し続けること、そして過去の失敗から学び改善し続ける姿勢が不可欠である。

参照：
『現調と自社職人が要「一番高いけど頼みたい」　創業40年超の屋根・外装専門店』
https://www.reform-online.jp/know-how/67401.php