建設業界が今すぐ取り組むべき現場情報の一元化とは

## 記事サマリ
・2024年問題から2年経つも約6割が事務量に変化なしと回答し、半数以上が1日2時間以上を費やす。
・約6割が情報の所在が不明な情報迷子で、口頭指示等による手戻りや若手離職、工期遅延が懸念される。
・ITツールの現場定着が課題となる一方、約6割が現場情報の一元化による手戻り削減に期待を寄せている。
## 感想・考察
2024年問題の残業規制導入から2年が経つものの、建設業従事者の約6割が事務作業量に変化はないと回答し、現場の負担軽減は進んでいない。さらに約6割が情報の所在がわからない「情報迷子」に陥っており、口頭指示等による手戻りも多発している。こうした事務負担や伝達ミスは、若手離職や工期遅延といった深刻なリスクに直結すると懸念されているが、ITツールを導入しても約4割が現場に定着していない現状がある。
法規制への対応という表面的な変化に対し、現場の実務変革が追いついていない実態に気付かされる。単にデジタルツールを導入するだけでなく、どのように現場へ定着させ、情報を一元化して共有の基盤を整えるかが、慢性的な人手不足や経営リスクを解消するためには重要である。
参照:
サイボウズ「建設業界における業務効率化の実態調査」―建設業従事者の約6割が「情報迷子※1」情報の一元化で手戻り削減に期待(63.6%)